ささやかな家族旅行

土日の一泊二日で、車で数時間ほどの上信越道方面の避暑地に行ってきた

会員制リゾートで、家内が友人から頂いた利用券を使わせてもらい、会員価格で泊まれるというもの

おかげで、このトップシーズンでも、普通に旅行するよりはお安く済んだと思う

 

息子は、ごく近所だが一人暮らしなので、家内は息子と久しぶりに長時間過ごせるのを楽しみにしていた

家内が、自分自身の誕生日プレゼントとしてアレンジした旅行だ

しかしながら、息子に根掘り葉掘り尋ねて、その詮索ぶりが嫌われて邪険にされたりしている

息子の気持ちも分かるし、家内が少しかわいそうでもある

 

私も息子も寡黙なので、家族の会話は盛り上がらない

お蕎麦を食べたいという家内の希望

ショッピングモールに行きたいという息子の希望

それぞれ叶えられたんじゃないかなと思う

 

ショッピングモールでは、大雨にもかかわらず結構な混雑で、3人とも何も買わずに、ひたすら眺めて歩くだけという、物欲を見事に制御した立派な態度を貫いた

高い値段の海鮮丼を食べただけ…

 

観光名所に行くわけでもなく、ただただ滞在を楽しむというのが我が家のワンパターン

一見、何の変哲もない、盛り上がりにも欠けたささやかな家族旅行

それでも、この先、いつ何度、こうした機会があるのだろうか…と考えると、貴重な楽しい思い出と言えるのではないだろうか

 

旅の終わりはいつもなんだか寂しい

また、日常が始まるな